子のオステオパシー【Follow-up 5 / Total 21】

 この日、いつも不安そうで泣いている子とまるで別人のように明るかった。施術室に入るとすぐに笑い、ソファーの上で立って拍手をしていた。施術者も「初めてだね」と言っていた。施術のあいだもずっと機嫌が良く、歌ったり指で小さな山を作ったり、身体を自由に動かしていた。途中の「フッフッフッ」という呼吸は印象的で、リラックスよりも興奮しているような感じだった。とにかく機嫌がよかったので、私も気分がよくなった。少しずつ、子の身体も心も「自分で整える力」を取り戻している気がする。

行く前に漬けた、だいこんの皮

 

日付: 2025,11,10
施術内容: 子(1歳5ヶ月)の継続セッション(5回目)
 
身体の様子(Observation):
施術室に入ったときから終始ご機嫌で、笑顔・拍手・発声が多く見られた。施術者を見ても泣かず、むしろ興味を示していた。仰向けの姿勢でも泣かず、眠らずに最後までセッションを受ける。 途中、短時間の興奮したような呼吸(フッフッフッという早いリズム)が3回ほど出現。全体的に表情は明るく、身体の緊張は少ない。
 
考察・メモ(Reflection):
 施術者によると、この呼吸反応は「大人の深く長い呼吸に相当する現象」で、赤ちゃん特有のリリース反応とのこと。自律神経系のバランス調整や身体の自然な再編成が進んでいると考えられる。
 前回以降、鼻水が出ても自然に回復する、夜間の睡眠が安定したなど、自己調整力の高まりが見られた。今回のセッションでは、恐怖反応(泣く・逃避)が消え、代わりに「快の状態」で施術を受ける段階に移行したと思われる。これは神経系の安全感(セーフティ・サイン)が定着してきたことを示唆している。